このサイトでわかること
この記事では、東京学芸大学・E類教育支援ソーシャルワークの学校型推薦型入試の過去問題を使った小論文の分析をしていきます。
受験生は手に入る過去問題はすべて手に入れ、それをすべてやる必要があります。過去問題は大学側らからのメッセージです。このくらいの問題はわかる、解ける受験生に来てほしいというものなのです。
記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)
【全国通信教育】最短合格オンラインのスカイ予備校 校長
■小論文指導歴25年
これまでに指導した生徒は4000人以上、独自のSKYメソッドを考案で8割取る答案の作り方を指導。
スカイ予備校を高崎市内に開校し、2021年4月から、完全オンラインの大学受験予備校となり1年目から、国公立大学に27名の合格者を輩出。スカイ予備校の指導方針は、「大人になっても役に立つ勉強法の習得」です。「自分の人生は自分で切り拓く」教育をします
☆知らないと損する「小論文やっていはいけないNG動画」を無料プレゼント中!
スカイ予備校の合格実績はこちらから
小論文の無料添削を実施中!
こんな人に読んでほしい
東京学芸大学のE類教育支援専ソーシャルワーク・学校型推薦入試に出願を予定してい高校3年生とその保護者
令和3年度入試 東京学芸大学E類教育支援専攻表現教育コースの募集要項はこちら
(毎年7月以降に最新の学生募集要項が発表されます。大学のHPから必ず最新情報を確認してください)
E類教育支援 ソーシャルワーク 学校型推薦 過去問題
形式は3年とも1000文字以内で、自分の意見を述べる形です。しかし令和2年から課題文がなくなり、数行の問題に対して、自分の意見を述べるスタイルになりました。
課題文があることのメリットは、その課題文の筆者の主張を読み取り、そこから自説の展開ができるため、比較的とっつきやすくなります。一方デメリットは、課題文を把握する読解力と読むことに時間がかかる点ですね。
令和2年、3年のような課題文なしのスタイルについては、メリットは大意把握に時間がかからないので、すぐに構成にとりかかれます。一方、デメリットとして、課題文の要約がないため、1000文字をしっかり書かないといけません。しかし、それには対する対策はあるので、大きなデメリットとは言えません。その分、時間を有効に使えるので、今後も同じ傾向が続くほうが、受験生は取っ組みやすいと思います。
令和3年度 学校型推薦 出題内容
新型コロナウィルス感染拡大による影響は社会福祉にさまざまな現場にも及んでいる。実際にどのような影響が生まれ、どのような問題が生じているのか、また、それに対してあなたはどう思うのかを、1000字以内(句読点等を含む)で述べよ。
コロナに関する出題は、あと数年は続きます。しかしソーシャルワーカーとして、自分の将来について考えている場合は、方向性は決まりやすいものです。あとは第四段落の論点で差別化ですね。
令和2年度 学校型推薦 出題内容
近年、貧困家庭の子どもらに食事を提供する「子ども食堂」が増えている。こうした動きにはどのような意義があり、またどのような課題があるのか、あなたの考えを1000字以内(句読点等を含む)で述べよう。
子どもの食堂に関するテーマも、福祉系を中心によく出されるテーマです。
ソーシャルワークの基本や背景にもどれば、第3段落までまでは40分もかからないと思います。あとはどうライバルと差別化するかです。そこで、平均点以上の点数が取れます。
令和元年度 課題文(飯塚祐介「介護現場に経営感覚を」一部改変)学校型推薦 出題内容
問 棒線部の筆者の捉え方に対して、あなたはどのように考えるか、1000字以内(句読点等を含む)で述べよ。
課題文の場合は、必ず筆者の主張をとらえる読解力、要約力が必要となります。
読解でずれた把握をすると、答案内容がどんなに素晴らしくても、点数がつきません。
文字を埋められたから「手応えあり!」と勘違いしている受験生がいるので、注意!
R3年過去問題解説動画
志望理由書について
自己推薦書は総合型入試では非常に重視されます。面接ではこの自己推薦書を中心に話が展開されます。自分の過去、現在、未来をしっかりと考え、志望動機は過去と現在の自分の考え・価値観から書いていきます。大学入学後と卒業のビジョンまでしっかりと反映できることが重要です。
ソーシャルワーカーとして、社会福祉や医療介護など仕事内容が多岐にわたります。職場も医療・介護施設だけでなく、学校などもあります。
社会的弱者である患者さんや生徒に対して、日々の生活に不安や課題を抱える人を支える、とてもやりがいのある仕事です。しかし、やりがいや憧れだけでなく、自分の将来をしっかりと見据えた志願理由書を作成しましょう。
面接ではその内容を深堀りされ、回答につまることがたくさんあります。あいまいな準備は、失敗のもとです。想定できない質問が面接でだされても答えらる志望理由書をつくりましょう。
これからボランティアに参加予定の人は、施設の人にいろいろと質問をしてみましょう。
特に、「なぜこの仕事に就こうと思ったのですか?」
この質問を複数の人にしてみると、なにか見えてきます。
出願要件・推薦条件
1)人物、学力ともに優れ、社会福祉の理論と実践に強い関心のある者
2)調査書の全体の学習成績が4.0以上の者
「社会福祉の理論と実践」この言葉は重要です。
ボランティアを経験した人は、その経験によって何を得たかを考えようl
アドミッションポリシーと配点、試験時間
E類教育支援課程のアドミッションポリシー
教育支援専攻ソーシャルワークコース
面接では、コミュニケーション能力が問われます。質問に対して、的確に答えられることが最低条件となります。
試験科目と配点
小論文200点、面接100点
小論文が200点なのは、E類ではソーシャルワークコースとカウンセリングコースのみです。人と接する仕事だからこそ、自分の考えをしっかりと言語化(文字化)でき、それをチーム全体に伝える能力が必要となるからです。
小論文は難しいことを書く必要はありません。
シンプルに読みやすく、そして自分の意見を正確に伝えることを意識しましょう。
これまでにソーシャルワークコースの入試の小論文で8割とった生徒もいます。
小論文の概要
E類教育支援専攻ソーシャルワークコース
社会福祉に関する課題等を提示して、論述させ、知識・思考力・表現力等を総合的に評価するとともに、アドミッションポリシーで求める教育支援職への意欲・適正及び主体性等を評価する。
https://www.u-gakugei.ac.jp/nyushi/upload/2022_nyusen_40.pdf
ソーシャルワークだけでなく、自分の身の回りの課題を見つけ、その解決策を常に思考することが求められています。それには、自分だけでなくチーム全体や利用者の方への配慮などのバランスなども考えられる多角的な視野をもっていること重要です。
以下のサイトから、無料体験を希望の方はお申し込みください。(限定10名)