【推薦入試】鹿児島大学 農学部(小論文過去問題解説)

推薦入試

記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)

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鹿児島大学 農学部の小論文対策

[令和5年度 学校推薦型選抜Ⅰ 120分]

1 次の文章を読んで設問に答えなさい。

課題文の要約です。

複数の場所に農地を分散させる方法は、食料不足への対策として一般的である。現実の事例として、ニューギニアの畑の開墾作業や中世イギリスの小作農の例が挙げられる。アンデスの小作農も同様に飛び地の農地を利用しており、これは彼らの経験からの決定だった。ゴーランドの研究では、飛び地の収穫量の予測が困難であり、環境的要因や地域の異なる事象に影響されていることが示された。飛び地の農地は予測不可能な変動があり、これが集約されない理由となっている。

出典:昨日までの世界 下」ジャレド・ダイアモンド著 倉骨 彰訳 日本経済新聞出版社 2013年
より一部改変の上引用)

設問1 食料を一カ所で生産せずに複数の土地に分散させる方法が予測不能な食料不足への対策にな
る理由を、本文を参考にしながら具体的な例を挙げて201字から400字で説明しなさい。

2 次の文章を読んで設問に答えなさい。

課題文の要約です。

昆虫食が肉に代わるタンパク質源として注目されています。昆虫食は環境にやさしく、飼料や水、土地の必要量が少ないことが特徴です。家庭での飼育も可能であり、昆虫の養殖や家畜の飼料としての利用が進んでいます。コオロギやミズアブなどの食用昆虫は栄養価が高く、食品ロスを活用して養殖されます。日本でも地域ごとに異なるコオロギ商品が登場し、粉状の昆虫を混ぜた商品も普及しています。ただし、生産者の確保や法整備が課題となっています。

出典:日本経済新聞記事「食から考える世界と未来 (9) 昆虫食が秘める多くの可能性」下川哲著
掲載日 2022年4月13日 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD043XH0U2A300C2000000/
より一部改変の上引用

設問2 今後、昆虫食の需要が拡大すると仮定し、昆虫食のメリットやデメリットを踏まえて、あな
たの昆虫食に対する考えを201字から400字で述べなさい。

3 次の文章を読んで設問に答えなさい。

課題の要約文です。

2010年から2015年までの5年間において、世界の森林面積は、中国やオーストラリアなどの植林により増加した国もあれば、ブラジルやインドネシアなどの熱帯林の減少により全体として年平均で331万ha減少した。地域別にみると、アフリカと南米では年平均で200万ha以上減少しているが、アジアでは増加している。熱帯地域では主に農地への転用による森林減少が見られ、温帯や冷温帯地域では耕作地や放牧地の減少に伴い森林面積が増加傾向にある。

資料 Ⅰ-38 気候帯別の森林と農地の年平均増減面積(正味)

資料: FAO 「世界森林白書2016」
林野庁「令和元年度 森林・林業白書」https://www.rinya.maff.go.jp/j/kikaku/hakusyo/rlhakusyo_h/all/chap1_4_1.htmlより一部改変の上引用

設問3 下線部①のような地域において「熱帯林等が減少」することによって懸念されることを201字
から300字で説明しなさい。

設問4 資料 I-38 に基づいて、下線部②の具体的な内容を151字から300字で説明しなさい。

ポイント

出題意図

設問1 文章の内容を理解し、 農学の基礎知識を活用して、設問に対し論理的に考察し、自分の考えを表現できる能力を問う。
【評価のポイント】
以下の2つの要点を押さえて書いているかを評価する。
年間降水量や雨期のはじまるタイミング、霜の降りぐあい、 農作物の病害や虫害の発生ぐあいなど
飛び地の場所、年次ごとに異なる事象を具体的に挙げていること。
・1箇所の土地だけを利用すると上述の事象によって収穫量が激減する恐れがあるが、飛び地にして複
数の土地を利用することで収穫量全体が激減する危険が回避できる利点があること。

設問2 SDGs が重要になってくる現在、人口増加に伴う食料危機において、フードテックと呼ばれる食品の新しい技術革新が注目されている。 なかでも、畜産物に代わる栄養付加食品として、重要な位置になりつつある昆虫食に対して、 単純に好き嫌いということではなく、 昆虫食のメリット、デメリットを踏まえて、自分なりの昆虫食に対する考え方を論述できる能力を問う。

設問3 熱帯林の役割や、 地球環境に対する熱帯林の減少の影響についての基礎的な知識と理解を問う。

設問4 「負の相関」という言葉の意味が理解できているか、図を正しく読み取れているかを見る。

<鹿児島大学の公開内容からの引用>

小論文過去問題解説

設問1 

  1. 本文の要点を理解する: まず、本文で述べられている食料生産の分散化の理由やメリットを理解します。これには、畑の遠隔地への設置や分散化によるリスク分散、効率性の向上などが含まれます。
  2. 具体的な例の選定: 説明に用いる具体的な例を選定します。これは、本文で挙げられたニューギニアや中世イギリスの事例だけでなく、他の地域や時代の例も考えることができます。
  3. 理由の説明: 選定した例を用いて、食料の分散生産がなぜ予測不能な食料不足への対策になるのかを説明します。具体的な例を挙げながら、分散化がリスクの分散や地域の環境的要因に対する適応性を高め、食料不足に対する柔軟性を提供することを示します。
  4. 説明の明瞭化: 説明を明確かつ簡潔に行い、読み手が理解しやすいようにします。適切な文脈を提供し、例と説明を適切に結び付けることが重要です。
  5. 字数制限の遵守: 説明文の長さが201字から400字であることを確認し、必要な情報を適切に提示しながら字数制限内で説明を行います。

このようにして、本文の要点を理解し、具体的な例を用いて説明を行いながら、設問に要求された字数制限内で的確な解答を構築します。

設問2 昆虫食の将来的な需要拡大を仮定し、そのメリットとデメリットを考慮して自身の考えを述べる必要があります。まず、昆虫食のメリットとしては、環境への負荷が少ないことや、タンパク質の豊富さ、養殖の容易さなどが挙げられます。一方で、昆虫食のデメリットとしては、食材としての抵抗感や偏見、食文化への適応、衛生面の懸念などが考えられます。自身の考えを述べる際には、これらの要素をバランスよく考慮し、昆虫食の利点と問題点を検討します。また、昆虫食が将来的に拡大する場合には、社会的な受容や規制面の整備などが重要な課題となります。自身の立場や考え方を述べる際には、これらの課題に対する見解や提案も含めて、客観的かつ具体的に述べることが求められるでしょう。

設問3 熱帯林の減少が引き起こす懸念について説明する必要があります。この際には、熱帯林の重要性やその減少がもたらす影響に焦点を当てることが重要です。

設問4 資料に基づいて森林面積と農地面積の変化の相関関係を説明する必要があります。資料には熱帯地域と温帯・冷温帯地域での森林面積の変化が示されています。ここでは、熱帯地域と温帯・冷温帯地域での森林減少や増加の要因を考察し、農地拡大や減少との関連性を明確に示す必要があります。このように、森林と農地の相互関係を理解し、資料からの情報を的確に解釈することが重要です。

鹿児島大学の所在地・アクセス

所在地アクセス
郡元キャンパス
鹿児島県鹿児島市郡元1-21-24
JR「鹿児島中央」駅から市営バスで「鹿大正門前」または
「法文学部前」下車、徒歩約2分
JR「鹿児島中央」駅から南国交通バス30番線で18分
「鹿大教育学部前」下車
市電1系統「騎射場」電停下車 徒歩10分
市電2系統「唐湊」(とそ)電停下車すぐ
市電2系統「工学部前」電停下車すぐ
桜ヶ丘キャンパス
鹿児島県鹿児島市桜ヶ丘8-35-1
JR「鹿児島中央」駅から市営バスで「大学病院前」
または「歯学部前」下車すぐ
JR「宇宿」駅からシャトルバスで5分 
「大学病院前」下車すぐ
JR「宇宿」駅からシャトルバスで7分 
「歯学部前」下車すぐ
下荒田キャンパス
鹿児島県鹿児島市下荒田4-50-20
JR「鹿児島中央」駅から市営バスで
「水産学部前」下車すぐ

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鹿児島大学の入試傾向

鹿児島大学の入試傾向は、以下のような特徴があります。

各学部ごとに異なりますが、各学部の入試は大学入試標準レベルの問題が主体であり、共通テストの配点も高い傾向があります。

1. 共通テスト対策:全般的な受験生にとって、共通テストの対策が鹿児島大学の入試での鍵となります。科目ごとに共通テスト対策を行い、同レベルの参考書や過去問を使用して問題の傾向を把握しましょう。

2. 学部ごとの特徴:各学部は異なる特徴を持ちます。文系、理系、医学部、工学部などそれぞれの学問領域において求められる知識やスキルが異なります。それに応じて科目ごとの対策を立てましょう。

3. 長文読解と英作文の重要性:多くの学部で長文読解や英作文が出題されます。適切な英単語や表現力の向上に努め、過去問を解いて慣れることが大切です。

4. 過去問の解答:過去問は試験の傾向や難易度を理解するために重要です。解答することで問題に対する対応力が向上し、時間配分の訓練にもなります。

5. 二次試験対策:一次試験合格後は、各学部における二次試験に備えた対策が必要です。学部ごとに求められる内容が異なるため、十分な準備が必要です。

鹿児島大学の募集コース

募集要項はこちら

入試情報はこちら

法文学部(定員数:410人)

法経社会学科(定員数:245人)

法経社会学科では、社会科学のさまざまな分野に関する知識・スキルを、基礎・活用・実践と段階的に学べる特色あるカリキュラムを用意している。

法学コース

専門的知識を用いて、地域社会や国際社会の諸問題を発見し解決策を発信できる人材を育成する。

地域社会コース

地域社会の理解を深め、地域社会の課題を解決できる人材を育成する。

経済コース

地域の企業や自治体において中核的な立場で活躍できる人材を育成する。

人文学科(定員数:165人)

人文学科では、人文科学のさまざまな分野に関する知識・スキルを、基礎・活用・実践と段階的に学べる特色あるカリキュラムを用意している。

多元地域文化コース

メディア・現代文化から、世界の諸地域に関する思想・文学・文化・歴史・環境まで、幅広く学ぶ。

心理学コース

人間の心と行動を科学的に理解するための基礎的知識を身につけ、そこからさらに心の健康に関する実践的技能や消費者心理などの実用的技能を修得する。

教育学部

学校教育教員養成課程(定員数:190人)

初等教育、中等教育、特別支援教育の教職実践力、教科の専門的な力量、児童生徒の理解力や生活指導力を高め、いじめ、不登校、中途退学などの問題にも対応できる学校教育の専門家を育成する。初等教育、中等教育、特別支援教育の3コースを設けている。

初等教育コース

小学校教諭免許に必要な教職の基礎となる科目や小学校教科の専門科目を学ぶ。初等教育コース一般に入学した学生は、卒業研究に向けて2年次に教科(国語、社会、英語、数学、理科、技術、家政、美術)や専門(教育学、心理学)に分かれる。初等教育コース(音楽・保育体育)に入学した学生は、入学当初から教科は音楽と保健体育に確定することとなり、2年次にそれぞれの教科に分かれ、4年次にはこの教科に関わる卒業研究に取り組む。

中等教育コース 国語

中等教育コース 社会

中等教育コース 英語

中等教育コース 数学

中等教育コース 理科

中等教育コース 技術

中等教育コース 家政

中等教育コース 音楽

中等教育コース 美術

中等教育コース 保健体育

中学校・高等学校教諭免許に必要な教職の基礎となる科目や各教科の専門科目を学ぶ。また、高学年になると各教科(国語、社会、英語、数学、理科、技術、家政、音楽、美術、保健体育)に関連するテーマについて、卒業研究を行う。

特別支援教育コース

小学校教諭または中学校教諭を基礎免許として取得するとともに、特別支援学校の教員に必要な障害児教育に関する専門科目を初年次から段階的に学ぶ。そのなかで、障害のある人の支援に関連する幅広い内容から自己の探究したいテーマを見つけ、卒業研究として取り組む。

理学部 理学科(定員数:185人)

1年次に理学の学理に基づく体系的な学修を行うために理学部共通科目を履修し、2年次から、5つのプログラムの授業科目の履修に取り組むことができるカリキュラムを導入している。

数理情報科学プログラム

数学や統計科学の深く豊かな内容は、真理を探求するという「学術的な面」を持つとともに自然科学・社会科学・工学などへの応用という「実用的な面」を持つ。また情報科学は科学技術の発展に貢献し人類の生活を豊かにする。このプログラムでは数理科学および情報科学の教育研究を担い社会に貢献する人材を育成する。

物理・宇宙プログラム

自然界で起こる多様な現象を調べ、そこに潜む根本的な法則を追求する。極微の素粒子から極大の宇宙までを対象とする。こうした法則を解明するための実験・観測で必要とされる技術、思考方法を身につける。

化学プログラム

化学に関する知識および技術を養うとともに、科学技術のあらゆる分野で基盤となる化学の原理を理解して応用・発展させることができる人材の育成を目指す。原子・分子の相互関係の理解、有用な天然物質の探索と合成、生命現象を担うタンパク質の構造と機能の理解と応用、環境中における有害物質の挙動解明などの研究を行う。

生物学プログラム

地球上には動物・植物・微生物など多種多様な生物が生息し、それらすべてが生物学の対象である。また、生物個体を細胞やその構成分子のレベルで理解するミクロな研究もあれば、生物個体とそれを取り巻く環境からなる生態系を調べるマクロな研究もある。さらには、生物を時間的なスケールで調べる進化学的な視点もある。これら多様な分野をカバーする教育・研究を行っている。

地球科学プログラム

地球上で起きているさまざまな現象(地震・火山活動・鉱物生成・地層形成・生物進化など)のメカニズムについて、基礎科学の観点から講義、実習、実験を通して理解を深める。地球の過去と現在の状態を適切に観察・記載・解釈できる人材の育成を目指す。

医学部(定員数:230人)

医学科(定員数:110人)

医学科では、学生が自ら考え、体験しながら自主的に学ぶことが大切であると考え、一方的な講義の時間を最小限に抑えた教育課程を組んでいる。また、リハビリテーション医学や心身医療学、離島医療学などの授業科目に専任の教員を配置している。
1年次では、社会人としてふさわしい教養を身につけるための科目を学習する。同時に、専門科目を学ぶ素地をつくる基礎教育科目や医学・医療についての関心を高めるための体験実習も設定されている。
2年次後期から4年次にかけて学ぶ基礎臨床統合カリキュラムでは、ヒトの体の構造や働き、病気のメカニズム、病気の診断法・治療法などを総合的に学習する。5年次から6年次にかけて実施する臨床実習では、病院の医療現場に診療チームの一員として参加する。

保健学科(定員数:120人)

保健学科では、豊かな人間性、優れた医療技術能力、国際的感覚、教育的指導能力、独創的研究能力などを備えた人材の育成を理念に掲げ、カリキュラムを組む。看護師、保健師を養成する看護学専攻、理学療法士を養成する理学療法学専攻、作業療法士を養成する作業療法学専攻の3専攻を設置している。

看護学専攻

理学療法学専攻

作業療法学専攻

歯学部 歯学科(定員数:53人)

基礎・臨床医学についての教育にも力を入れ、十分な医学的基盤に基づいた歯学教育を目指している。専門教育のために、20の研究・教育分野(旧講座)が4つの学科目に分類されている。また、一般教育や隣接医学にも十分配慮したカリキュラムを編成している。
なお、歯学部では6年制の一貫教育システムを取り入れているが、入学後の最初の1年半は主として共通教育(郡元キャンパス)で共通教育科目と基礎教育科目を学び、あとの4年半を歯学部(桜ヶ丘キャンパス)で歯科医学の専門教育を受ける。

工学部(定員数:440人)

先進工学科(定員数:385人)

先進工学科では、分野間の融合教育推進によるイノベーション創出のための基礎学力を養成する。機械工学、電気電子工学、海洋土木工学、化学工学、化学生命工学、情報・生体工学の6プログラムを用意。

機械工学プログラム(定員数:94人)

生産工学、エネルギー工学、機械システム工学の3分野で教育および研究を行っている。また、先端技術の研究開発ばかりではなく、エコマテリアル、バイオマス燃料、砂泥回収装置の開発など、自然と共存していくための機械の研究も積極的に進めている。

電気電子工学プログラム(定員数:78人)

電子物性デバイス工学、電気エネルギー工学、通信システム工学の3大講座で編成される。それぞれ、半導体・超伝導体などの電子素材の物性とデバイス開発、電気エネルギーの生成・変換・制御などの諸技術、通信・計算機・計測・LSI、およびそのシステム技術に関する教育研究を行う。

海洋土木工学プログラム(定員数:48人)

陸上を含む沿岸域を対象とした基盤整備や開発に関わる専門技術を修得する。自然環境の保全・自然災害の防止・地域の文化や景観との調和といった、社会の要請する課題を広い視野から解決できる技術者の育成を目指す。

化学工学プログラム(定員数:35人)

環境との調和を第一に考え、かつ化学の知識を持った、プロセスのデザインや材料の創製ができるエンジニア(技術者)や研究者を育成する。環境、エネルギーおよび材料の分野で学問体系を強固にする基礎研究から学際領域におよぶ先端的な研究、さらには企業化に結びつくような応用研究まで幅広く手がける。

化学生命工学プログラム(定員数:50人)

化学の知識を役立てることにより、地球環境や生命との調和を図りつつ、人類社会の持続的発展に寄与できる人材の育成を目指す。応用化学・環境工学の分野を学ぶ「物質環境化学分野」と、生命化学・製薬工学を学ぶ「生体化学分野」の2つの教育カリキュラムを編成。

情報・生体工学プログラム(定員数:80人)

将来の高度情報化社会を支える基盤技術である情報通信関連技術において、人と環境に優しい社会の実現のため、人との親和性の高いコンピュータ技術の修得、および人間の認知過程や生体システムの本質も理解した情報生体システム技術者の育成を目指す。

建築学科(定員数:55人)

建築学科の建築学プログラムでは、人類の建築文化の遺産を継承し、地球環境の保全に配慮しながら現代の科学技術を総合的に利用して、建築空間と生活環境の創造に貢献できる人材を育成する。教育・研究分野には、「建築設計・計画」「建築構造・材料」「建築環境」の3つがある。

建築学プログラム

農学部(定員数:175人)

農学科(定員数:163人)

2024年、農業生産科学科、食料生命科学科、農林環境科学科の3学科を統合・再編予定(改組)の農学科では、1年次に農学を幅広く知る科目と自分らしい生き方を考えるキャリア教育科目を学び、自分の将来像を意識した後に、2年次から4つの専門プログラムに分かれて科目を履修する。
・植物資源科学プログラム 先進技術による植物資源の生産と活用を実現する。
・食品生命科学プログラム 生物資源や生命機能を分子・細胞・生体レベルで解析して食品の開発と人類の健康に貢献する。
・環境共生科学プログラム 生物多様性の保全と農林産物の生産活動が調和した持続的発展を実現する。
・農食産業・地域マネジメントプログラム 経営・経済学の観点から農食産業と地域の持続的発展に貢献する。

国際食料資源学特別コース(農学系サブコース)(定員数:12人)

水産学部(定員数:140人)

水産学科(定員数:130人)

水産学科では、水産業のみならず海洋および関連する諸産業の発展に対応するため、教育・研究の学際化と国際化・総合化を目指している。
教育システムは、1年次修了時に3つの教育分野(水圏科学、水産資源科学、食品生命科学)に分かれる。さらに、2年次修了時までにサブ分野に分かれる。
国際食料資源学特別コース(農学部と水産学部に設置)では、東南アジア・南太平洋・アフリカを中心とした国際社会を対象として、食料資源の持続的生産とその合理的利用の分野の専門知識を修得し豊かな世界観と倫理観を備え、グローバル化する産業社会に参画し、国際社会に貢献できる進取の精神を持った人材を育成する。

水圏科学領域

水産資源科学領域

食品生命科学領域

水産経済学領域

水圏環境保全学領域

国際食料資源学特別コース(水産学系サブコース)(定員数:10人)

共同獣医学部

共同獣医学科(定員数:30人)

2024年獣医学科から名称変更予定の共同獣医学科では、動物と人間の健康増進のため、教育、研究、地域へのサービスを通じて優れた獣医師を養成するとともに、獣医学を発展させることを目標とする。動物の疾病の診断、予防、治療、そして動物の生産性の向上、食品安全の確保、環境衛生に貢献する。

畜産学科(定員数:30人) 

2024年新設予定の畜産学科(農学部農業生産科学畜産学コースを畜産学科として新設)では、畜産学と獣医学のハイブリッド教育により、動物福祉に基づく持続可能な動物生産から人の健康・安心・安全に配慮した食料生産を完遂し、畜産学分野の国際競争力強化に貢献できる人材を育成する。

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