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静岡大学理学部一地球科学科・地球科学コースの概要
地球科学は，過去・現在・未来における地球環境を知るための学問です．地球は，その誕生から絶えず変化し続けてきました．その変化の要因は，物理的な現象や，化学反応，生物活動など様々です．地球科学科では様々な知識や考え方，研究手法を駆使し，また実際に野外に出て地球の現実に向き合います．高校までに学んだ「地学」のイメージとはかなり違うものとなるでしょう．
地球科学科は，「地球ダイナミクス講座」と「生物環境科学講座」から構成されています．どちらの講座でも，室内分析・野外調査・数理解析などを通して貴重な科学的体験をし，現実に裏打ちされた高い論理的思考力を養うことができます．
地球ダイナミクス講座
地震，火山，地殻変動など，地球のエネルギーに起因した現象や，これらの現象と地球の構成物質との関係を主に研究しています．
生物環境科学講座
地球環境と生物の進化や多様性との相互作用を，古生物，古環境，微生物，海洋などの視点から研究しています．
＊大学公式HP→ 静岡大学理学部一地球科学科・地球科学コース
記事の監修者：五十嵐弓益（いがらし ゆみます）
【全国通信教育】最短合格オンラインのスカイ予備校 校長
■小論文指導歴25年
これまでに指導した生徒は4000人以上、独自のSKYメソッドを考案で８割取る答案の作り方を指導。
スカイ予備校を高崎市内に開校し、２０２１年４月から、完全オンラインの大学受験予備校となり１年目から、国公立大学に２７名の合格者を輩出。スカイ予備校の指導方針は、「大人になっても役に立つ勉強法の習得」です。「自分の人生は自分で切り拓く」教育をします
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後期 理学部一地球科学科・地球科学コース
2022年 80分 485字 200点/1100点（文）
[文章] 文章、図4点。
問１ 下線(1)について、あなたはどのようなことが長い年月をかけ、多くの人の研究によって知の集積が進んだと考えますか？例をあげて、125〜175字で説明してください。(25%)
問２ 下線(2)「君がわかりたいこと」について、地球科学の分野において、あなたがわかりたいことと、また、それをわかりたい理由を75〜125字で説明してください。(25%)
問３ 下線(3)の論理だけでは新しいことは発見できないとは、なぜでしょうか？40〜60字で説明してください。(25%)
問４ 下線(4)で、間違ったら間違いに気づくことを大切にしましょうと書かれています。あなたは、間違いに気づくためにどのようなことをすることが大切だと思いますか？75〜125字で説明してください。(25%)
2021年 80分 450字 200点/1100点（文、教）
[文章] 文章。
問１ 下線部(a)「地層・岩石に記録されている」について、地層・岩石の記録から過去におこった自然現象を推定した例をひとつ、50〜75字で説明せよ。(配点20%)
問２ 下線部(b)「ジルコンという鉱物のウラン(U)-鉛(Pb)年代測定法」について、ジルコンに含まれる238Uと206Pbの含有量を測定すれば、その形成年代の絶対値を決定できる理由を、100〜150字で説明せよ。ただし、238U、206Pb、 44.7はいずれも2文字とみなすものとする。(配点30%)
問３ 下線部(c)「地球の年代が、地球外の岩石から決められていた」について、地球起源の物質から地球の形成年代の絶対値を決定することが困難な理由を、50〜75字で説明せよ。(配点20%)
問４ 過去に発生した自然現象について明らかにすることには、どのような意義があると考えますか?あなたの考えをまとめて、100〜150字で説明せよ。(配点30%)
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2020年 80分 725字 200点/1100点（文）
[文章] 文章。
問１ 下線(1)「たしかに現在地球温暖化と海洋酸性化は同時に進行しています」について、なぜ現在、地球温暖化と海洋酸性化が同時に進行しているか、50字以上100字以内で説明せよ。(配点20%)
問２ 下線(2)「46億年の地球史の中では、現在の地球温暖化は小さな問題なのでしょうか」の質問について、Bさんは現在の地球温暖化や海洋酸性化がなぜ小さな問題と考えたか? 75字以上13字以内で説明せよ。(配点20%)
問３ 下線(3)「現在の地球温暖化や海洋酸性化は深刻な問題なのですね」について、Bさんはなぜ地球温暖化や海洋酸性化が深刻と考えたか、100字以上200字以内で説明せよ。(配点30%)
問４ 下線(4)「それは複雑ですね」について、Bさんが複雑と考えた理由について、200字以上300字以内で具体的に説明せよ。(配点30%)
2019年 80分 550字 200点/1100点（文）
[文章] 文章。
問１ 下線(1)「それは無いでしょうね」について、B先生がAさんの考えについて「それは無い」と答えた理由は何か？80字以上100字以内で述べよ。(配点20%)
問２ 下線(2)「確実とは言えませんが、十分に根拠があると私は考えます」について、B先生はなぜこのように考えているのか？100字以上125字以内で述べよ。(配点25%)
問３ 下線(3)「疑問を持った」について、Aさんはなぜ疑問を持ったのか？160字以上200字以内で述べよ。(配点30%)
問４ 下線(4)「勉強する必要」について、Aさんが勉強する必要があると思ったのはどのような内容か？100字以上125字以内で述べよ。(配点25%)
2018年 80分 700字 300点/1200点（文）
[文章] 文章。
問１ 下線(1)について、IPTS-68とITS-90で温度の値が異なるとなぜ卒業研究で困ると後輩は考えたのか?50字以上100字以内で述べよ。(配点15%)
問２ 下線(2)について、卒業研究で困らないようにするためには後輩はグラフにどういう工夫をするべきか?50字以上100字以内で述べよ。(配点15%)
問３ 下線(3)について、ITS-90への変更はどのような地球環境問題を解明する上で、どうして必要なのか?200字以上300字以内で述べよ。(配点40%)
問４ 下線(4)について、後輩は自分の卒業研究にどのような価値を見出したのか?100字以上200字以内で述べよ。(配点30%)
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静岡大学理学部一地球科学科・地球科学コースへの志望理由書や面接対策として理解を深めておくと良い事柄など
静岡大学理学部の地球科学科・地球科学コースに志望する理由を示す志望理由書や面接対策を行う際には、以下のポイントに注意すると良いでしょう。
- 専門的な興味や関心をアピールする:
- 地球科学に対する熱意や専門的な関心を明確に示しましょう。自分がなぜこの分野に興味を持っているのか、関連する経験や学習の中でどのような発見や気づきがあったかを伝えます。
- 学科・コースへの適合性を強調する:
- 地球科学科・地球科学コースが提供するカリキュラムや研究内容と、あなたの学びたいことや将来のキャリア目標との関連性を具体的に述べましょう。なぜその学科・コースがあなたの目標に合致しているのかを示すと良いです。
- 学外活動や経験を挙げる:
- 地球科学に関連する学外活動や経験をアピールすることで、自らの学びや成長にどのように寄与してきたかを示します。研究、フィールドワーク、クラブ活動など、具体的な経験を挙げましょう。
- 将来の展望を述べる:
- この学科・コースを選ぶことで将来どのような方向に進みたいのか、自身の目標や志向を具体的に語りましょう。これによって、あなたがこの学科で学ぶことが将来のキャリア構築にどのように寄与するかを示すことができます。
面接対策としては、これらのポイントに基づいて自分の考えを整理し、表現する練習を行うことが重要です。また、面接での質問に備え、自分の強みや弱みについても考えておくと良いでしょう。志望理由書や面接はあなたの個性や熱意を伝える貴重な機会ですので、しっかりと準備して臨むことが大切です。
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まとめ
過去問題における傾向を把握しながらも、それらの問題と関係性の深い事柄についても調べるのが良いでしょう。また、出題の題材として、一見、全く違う分野の問題だと思えるような題材が取り上げられることにも気づいたのではないでしょうか？ 他分野のことがらに関しても見聞を広げるのはもちろん意義がありますが、それよりも、共通のテーマや意味合いを見つけることに意識を注ぎましょう。「抽象度を上げて、応用する」という感覚です。志望の学部や学科が扱う分野に関わりの深いテーマはもちろん、時事情報なども関連させて考えを深めるとより良いでしょう。
