【推薦入試】山梨県立大学 看護学部 看護学科(小論文過去問題解説)

推薦入試

記事の監修者:五十嵐弓益(いがらし ゆみます)

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山梨県立大学 看護学部 看護学科の小論文対策

[令和5年度 学校推薦型選抜 60分]

問題 現代社会では、人々の価値観の多様化が進んでいます。一方、不確かなことでも多くの人が信じることで、それがいわゆる「常識」とみなされるようになる場合もあります。
あなたにとって常識とは、どのような意味を持つものか、どのように付き合うものかを、あなたの経験と照らし800字以内で論述しなさい。

ポイント

出題意図

看護学部は、募集要項等に公表している「看護学部アドミッションポリシ-」への受験生の適合性を把握することを目的に、入試科目に小論文を設定している。
本年度の学校推薦型選抜小論文では、「看護学部アドミッションポリシー」の中でも、特に「人間や社会に強い関心がある人」、「人を尊重し、よりよい人間関係を築こうとする人」、「客観的・論理的思考ができ、自分の考えや感じたことをわかりやすく表現できる人」の観点に着眼し、受験生の能力を見極めることを目指し、問題を設計した。
出題では、多様な価値観が存在する現代社会における「常識」についての考えを論述することを求めた。
社会通念ともいわれる「常識」について、どのように向き合い個人の「常識」として意味づけているのかを問うた。
ここから、個人の存在と価値観を尊重し人間関係を構築していく力、物事を多面的にとらえ根拠をもち思考していく力、自分の言葉で論理的に説明できる力について評価した。

<山梨県立大学の公開内容からの引用>

小論文過去問題解説

「常識」とは、社会や文化において共通のルールや価値観、知識のことを指します。これらの常識は、ある特定の社会や文化内で一般的に受け入れられており、社会的な調和と円滑なコミュニケーションを可能にする役割を果たしています。私にとって、常識は以下のような意味と付き合い方を持っています。まず、常識は社会的な安定と調和を維持するための基盤です。一般的なマナーや礼儀、基本的な倫理観、法律、そして社会的な期待が含まれます。これらの常識に従うことは、他の人との良好な関係を築き、社会で受け入れられる一員として振る舞うために不可欠です。常識はまた、基本的な知識としての側面も持っています。たとえば、世界地図がどのようになっているか、基本的な歴史の出来事、科学の原理など、共通の知識が社会全体において共有されています。これらの知識は、コミュニケーションや問題解決において役立つことが多いです。一方で、常識には文化や社会によって異なる側面もあります。特定の文化や地域では受け入れられているが、他の文化や地域では異なる価値観や慣習が存在します。したがって、異なる背景を持つ人々と交流する場合、異文化の常識を尊重し、理解することが大切です。付き合い方として、私は以下の原則に従っています。まず、常識は基本的なルールやマナーを尊重し、他の人とのコミュニケーションにおいて配慮を欠かしません。礼儀正しさや思いやりが常識の一部であると考えています。また、新しい情報や視点に対しても開かれた態度を持っています。常識は時代とともに変化し、新たな知識や価値観が登場します。そのため、過去の常識に固執せず、柔軟に新しい情報を取り入れることが大切だと思います。最後に、異なる背景や文化を尊重し、他の人との異なる常識を尊重するよう努力しています。多様性が尊重される社会では、異なる常識を受け入れる柔軟性が必要です。

山梨県立大学の所在地・アクセス

所在地アクセス
飯田キャンパス
山梨県甲府市飯田5-11-1
JR中央本線「甲府」駅南口からバスで飯田三丁目下車、
徒歩7分
池田キャンパス
山梨県甲府市池田1-6-1
JR中央本線「甲府」駅南口からバス竜王駅行きで
県立大学看護学部下車、徒歩3分

山梨県立大学】のHPはこちら

山梨県立大学の入試傾向

公立大学法人山梨県立大学の入試傾向は、以下のような特徴があります。

  1. 学科・学部ごとの選抜方法: 山梨県立大学では、一般選抜(学力試験のみ)と総合選抜(学力試験と面接試験)の2つの選抜方法があります。学科・学部によって選抜方法が異なるため、具体的な詳細は当該学科・学部の入試案内を参照してください。
  2. 学力試験: 一般選抜では、学力試験の結果が主要な合否判定要素となります。学力試験の科目や内容は学科・学部によって異なります。主に国語、数学、英語、理科、社会科目が含まれる場合があります。
  3. 面接試験: 総合選抜の場合、学力試験の結果に加えて面接試験が行われます。面接では、志望動機や自己PR、将来の目標などについて質問されることがあります。面接試験では、学科・学部ごとに異なる評価基準が設けられています。
  4. 山梨県に関する知識: 山梨県立大学は山梨県を拠点とした教育・研究を行っているため、入試においては山梨県に関する知識や地域への関心が重視されることがあります。

山梨県立大学の募集コース

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入試情報はこちら

国際政策学部(定員数:80人)

総合政策学科 (定員数:40人)

国際コミュニケーション学科 (定員数:40人)

総合政策学科では、国際的な視野で現代的課題をとらえる力、地域社会の問題を正しく分析して解決に導く実践力を養い、さらに政策の基礎的実務能力を培う教育も展開する。国際コミュニケーション学科では、日本に加え諸外国の社会や文化についての理解を深め、世界の人びととコミュニケーションをするための語学・情報の運用能力を高める教育を実施し、「行動する国際人」を育てる。2年次から、地域マネジメントコース、国際ビジネス・観光コース、国際コミュニケーションコースの3コース制を導入し、コースの視点に立って専門的な知識を身につける。

人間福祉学部(定員数:80人

福祉コミュニティ学科 (定員数:50人)

人間形成学科 (定員数:30人)

福祉コミュニティ学科では、福祉計画・福祉行政で活躍する、地域の福祉の窓口になる、さまざまな福祉サービスを提供する、福祉の指導的役割を担う人材の育成を目指す。社会福祉、精神保健福祉、介護福祉の3分野について、社会が抱えるさまざまな課題に、応用力と実践力で立ち向かっていく人材を育てる。人間形成学科では、子どもの教育・保育のスペシャリスト、教育・保育の指導的役割を担う人材、子ども福祉の分野で活躍する人材、子育てをサポートする人材の育成を目指し、地域の子育て支援の方々との連携も積極的に展開し、実践力を養成していく。幼稚園教諭(一種)、保育士および児童養護のソーシャルワーカーなど、高度な専門的知識・技術を備えた人材の育成を目指す。

看護学部 看護学科 (定員数:100人)

人間や社会を看護学的に探究する能力と、看護対象への「科学的知」と「哲学・倫理的知」を持って看護実践に貢献できる能力を啓発する。学部専門科目は、「人間存在領域」「実践領域」「研究領域」「哲学・倫理領域」の4つに分かれる。人間存在領域は、実践領域の基盤として人間や健康および環境を多角的視点から学ぶ実践支持科目で構成。実践領域は、実践基礎科目、実践応用科目、実践統合科目、保健師課程科目、助産課程科目で構成している。実践基礎科目では、看護実践の原理・働きかけについて、実践応用科目では、看護実践の役割・機能などについて、実践統合科目では、地域で生活する人びとの健康課題と支援方法などについて、保健師課程科目、助産課程科目では、保健師、助産師に必要な知識と技術などについてそれぞれ学ぶ。

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