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この記事では、以下の高校生と保護者を対象としています。
・高崎経済大学地域政策学部の秋の推薦入試を受験したい高3
・群馬県内、高崎市内に住む高校1年生、2年生で、高崎経済大学も志望校の1つとして検討している
・高崎経済大学の過去問題が欲しいが情報がない
高崎経済大学推薦入試・地域政策学部(H26)の解説動画
平成26年度の高崎経済大学地域政策学部の推薦入試も平成25年度も同様の出題形式でした。
高崎経済大学の平成26年の過去問題分析
試験時間は例年通り90分です。問題形式は日本語の和文問題1問と英文問題1問の合計大問2問が出題されます。日本語の出題の和文問題は A 4の紙4枚程度の文章であり、平成25年度よりも長い課題文と言えます。一方、英文は設問も含めてA4用紙2枚となり、文章量は少なくなりました。
平成25年度の出題内容と比較すると、日本語の小論文にやや重きをおいた出題となります。試験前に問題文の分量や設問を確認してから問題を解き、時間配分を決めることが重要ですね。
日本語の課題文(和文)の攻略について
出典は池辺このみさんが書いた「歴史まちづくり法制定とまちづくり」という文章の一部改変して出題しています。そして、設問は以下の通りです。
アドバイス
問題が配られるとすぐに課題文を読み始める人がいますが、それはNGです。
最初に設問をしっかりよみ、線を引きましょう!
聞かれていることが2つありますね。前半は法律がまちづくりに「どのように寄与しているか」を問いています。そして、後半は、具体的な歴史的風致を活かしたまちづくりについて。この後半部分は自分の意見を述べることになります。
答案には2つのことを書かないと大幅な減点になります。
要注意!
課題文全体の要約も忘れずに!
そして、勝負は第4段落!
第4段落でライバルと差をつける論点を書きましょう。しかし、難しい知識は不要です。これまでに学んできた「勝てる論点!」で決まります。
英文の攻略について
英語の文章は A 4用紙2枚程度であり、この年の英語の文章は短くて英語が苦手だった人はラッキーな年でした。逆に英語が得意で差をつけようと考えていた受験生は不利ですたね。
英文の内容は安部元首相による税に関する内容でした。英文Aでは安部元首相による税への意見や背景が書いてあり、英文Bでは筆者がその発言に対してどのように考えているかを問う問題でした。
英文下にあるヒントの英単語をみると・・・・
consumption tax 消費税、 nominal terms 名目、real terms 実質、 hike 引き上げ、 the Diet 国会、 absorb 緩和する、nipping 〜を阻止する、bud つぼみ、芽 、devastate 被害を受ける
という注釈がついています。この注釈の英単語を見ただけで、どのような内容かを想像してから、問題を解くこともとても重要です。
英文Aのみ 日本語訳を掲載します。
A)安倍政権は 2014 年 4 月より、消費税増税に踏み切るようだ。2012 年夏施行の消費税増税法案には、 名目で 3 パーセント、実質で 5 パーセントの経済成⻑があった場合、4 月に消費税を現在の 5 パーセン トから、8 パーセントへ引き上げるという条文がある。
消費税増税へ向けた最新の動向で政府は、法案可決の国会承認を得たが、中小企業が消費者に対して税負担の増加を周知できるようにするものだ。政府側は 10 月からの施行を目指している。
消費税増税に備えた基礎固めの動きに見える。ただ政府は、消費税増税問題に取り組むにあたり、日本 の経済状況を慎重に検討しなければならない。
まとめ
平成26年度の問題も平成25年度と比較して、形式の上では大きな差はありませんでした。しかし、90分という時間制限を考えると決して簡単ではありません。しかし、英語の勉強を普段からも続けながら、小論文の勉強も継続していくことで合格レベルに届くと思います。
最後に注意点を1つ!
推薦入試の出願が決まると、そちらにばかりに気持ちがいきます。
しかし、そうなると一般入試、特に共通テストへの対策がおざなりになります。
推薦入試で合格できれば良いですが、不合格も想定して一般入試の勉強も継続していきましょう。
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